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私の実家の味は、限りなく給食の味に近い。 なぜかというと、母親が学校の調理師をやっていたからだ。 私の通っていた小学校と中学校は、同じ敷地内にあり 敷地内には市の配膳センターには頼らない 独自の給食システムが確立されていた。 家庭科室のような雰囲気の調理場が母の職場だった。 お昼前、いわば給食前に調理場を見ると もうもうと立ち込める湯気で、顔のほとんどを 覆うような大きなマスクをつけて働いている 母を見つけることは困難だった。 放課後は、たまに顔を見に行った。 でも、たいていは「仕事中だから」と言い聞かされ あまり調理場にはこないよう、たしなめられた。 そんな母の作るカレーは、まさに給食に出てくる カレーの味だった。一緒に出てくるのは きゅうりとハムと春雨の甘酢合わせだった。 もう、もろに給食である。 私の「懐かしいカレーの記憶」は、 おそらく昭和60年代のカレーであろう。 このたび、astyleで発売された「あぁ、僕のライスカレー」は 昭和30年代のカレーなのだそうだ。 昭和30年代となると、給食を作っていた母が 子供の頃に食べていたカレーなのだろう。 どんな味がするのか、全く想像がつかない。 ![]() 古田ランキング参加中 |
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